控訴審第2回・報告会動画と傍聴記

2021年2月8日の第2回控訴審の報告会動画です。

警視庁副総監の証人尋問決定! 警視庁機動隊の沖縄への派遣は違法 住民訴訟

中村利也(同訴訟原告)

2月8日、警視庁機動隊の沖縄への派遣は違法住民訴訟・控訴審の第2回口頭弁論が東京高等裁判所で行われた。同訴訟は第1審で、機動隊の行為の一部に違法性があったことを認めながらも、派遣自体は違法ではなかったという、国側の主張に追随した判決が出された。

控訴審ではその警備の不当性や派遣決定に至る問題点を追及している。小川裁判長への要請ハガキなどの力もあり、前回の第1回口頭弁論で裁判長は実質審理の姿勢を見せていた。

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控訴審第2回弁論・控訴人意見陳述

意見陳述書

2021年2月8日

 本訴訟で争点となっているテントと車両が強制撤去された2016年7月当時の沖縄・高江の光景は、東京にいて現地からの発信をパソコンやスマートフォンの画面越しに見つめることしかできなかった私にとってもあまりに衝撃的なもので、4年半以上が経過した今も脳裏から離れることはありません。

 あの日をきっかけにして、多種多様な生き物たちの住処である森の木々が何万本も伐採され、連日ダンプトラックが数珠つながりになって大量の砕石や砂利を運び入れ、急スピードで工事が進められた結果、5カ月後の12月には、4つの新たなヘリパッドが完成してしまいました。当初は2年かかると言われていたにもかかわらず、です。これは、非暴力の座り込み・抗議の意思表示をつづけていた住民・市民を、力づくで排除した警察機動隊の存在が可能にしたことです。一審判決では、こうした機動隊の職務行為について「必ずしもすべて適正だったとは言い難い」と、その違法性が一部認められています。

 あまりにずさんな突貫工事だったがゆえに、2016年12月に4つのヘリパッドが完成したとされるのちも、2020年の7月末まで補修という名目のやり直し工事がずっと続いていました。その間にさらなる税金が湯水のように投入されたことも見過ごすことはできませんが、それ以上に今日この場で伝えたいことは、昨年夏、新たに造られたヘリパッドの運用が正式に開始されて以降、高江の住民の方たちがどれほどの被害や精神的な苦痛を強いられているか、ということです。

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